猿羽根峠と金山~雄勝トンネル イザベラバードの足跡をたどるサイクリングその6(もしかしたら最終回)

自転車の話
10 /30 2014
蔵王初冠雪のそんな日、前日までのみぞれ混じりの雨は上がったとはいえ、気温は低く風も強く、どうしたものかとしばらく考えましたが、とりあえず舟形町まで出かけてみることにしました。
 
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猿羽根山の展望台からは、最上川の雄大な景色を眺められます。幸い平野部ほど強風ではありません。
 
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山頂にある猿羽根地蔵尊。紅葉と相まって雰囲気のあるお寺です。この先にはイザベラバードも歩いたはずの古道があるのですが、ぬかるんでいたのであきらめました。
 
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猿羽根峠超えは、江戸時代まで難所といわれた場所で、明治に三島県令により旧道が整備され、現在はトンネルが通っています。旧道の方は問題なく通れるようなので、旧道を下ってトンネルから戻ることにします。
 
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Yaeh!で旧道を下ること10分あまり、無事R13まで戻ることができました。若干のぬかるみはあったものの、旧道は下草も刈られていて、歩けるように整備されているようです。看板には縁結びの道とあり、所用時間約3時間とのこと。最上川の景色を眺めながら、ゆっくり散歩もいいかもしれません。猿羽根峠のルートはこちらです。さて、この後どうするか...
 
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小国川の川べりで車を止めしばし検討。車がぐらぐら揺れるほどの強風で、さすがにここからのスタートは無理と判断。山沿いまで行けば、風も弱まるかもしれないと金山町に向かいました。再び、Yaeh!で街ポタしながら様子をみます。金山はイザベラバードもロマンティックな街と気に入った綺麗な街で、大堰には、錦鯉が泳いでいます。
 
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大堰のそばにあるイザベラバード記念碑には、日本奥地紀行の金山についての一文が刻まれています。
 
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金山町でとても美味しいとりもつラーメンを食べている間に、風が少しおさまったところでロードで出発します。当然ながら登り基調の道路ですが大したことはありません。R13旧道は、交通量もほとんど無く走りやすい道です。主寝坂トンネル脇の紅葉も綺麗でした。
 
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奥羽本線、及位(のぞき)駅を過ぎると間もなく雄勝トンネル。一応、トンネルを抜けて秋田県の案内板をバックに記念撮影。さすがに金山からだとあっけないです。
 
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帰りは、奥羽本線に沿って真室川まで戻ります。見事に積まれた巨大な丸太。真室川の町は、製材所が軒をならべ、木のいい香りが漂っておりました。
 
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町名の由来となった真室川。こういう景色好きなんですよね。豊かな自然に囲まれた場所です。
 
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真室川の駅舎は素敵な建物です。そういえば、新庄より南の奥羽本線は、羽州街道とルートをほぼ同じにしていますが、新庄から及位までの区間は大きくそれています。その要因のひとつは金山町の手前に峠があるからなのでしょうが、ちょっとおもしろいと思います。
 
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R344からイザベラバードがピラミッド形の山々が連なる景色と評した金山に戻ってきました。多分、このような景色を言ったのでしょうか?というわけで、今回走れなかった舟形から金山は、11月の時間のあるときに、もしも天候に恵まれたら出かけてみるということにして、新庄から金山までは以前走ったことがあるし、舟形から新庄までは、あまりに市街地なので、イザベラバードの足跡をたどるサイクリングはこれで最終回になるかもしれません。おつきあいありがとうございました。今回のルートは、こちらです
 
過去のリンクです。
 
あらためて開国間もない、まだ何もなかったに等しいような時代にイギリスの女性が日本人の通訳とともに1人で横浜から北海道まで旅をしたということに驚きを禁じえません。もしも、それがイギリスではなく日本人だったとしても大変な行程となったでしょう。でも、外国人から見た客観的な視点であったからこそ「日本奥地紀行」(Unbeaten Tracks in Japan)は、明治初期を知る貴重な文献として価値があるように思います。このブログを読んでいただいた方からイザベラバードの旅に興味を持たれる方が、1人でもいらっしゃればと思い、参考となる書籍をご紹介させていただきます。
 日本奥地紀行 イザベラ・バード         高梨健吉訳
 イザベラ・バードの日本紀行           時岡敬子訳
 イザベラ・バードの「日本の未踏路」完全補遺   高畑美代子
 イザベラ・バード紀行「日本奥地紀行」の謎を読む 伊藤孝博
 イザベラ・バード よりみち道中記        伊藤孝博
 イザベラ・バードの「日本奥地紀行」を読む    宮本常一
 古川小松軒 イザベラ・バード 旅人たちの歴史3 宮本常一
 イザベラ・バードの東北紀行 会津・置賜篇「日本奥地紀行」を歩く 赤坂憲雄
 イザベラ・バード「日本奥地紀行」を歩く     金沢 正脩
 
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コメント

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No title

ニチャコさん、遅レスすみません。
今回のテーマは、私もとても楽しく勉強になりました。
日本奥地紀行は、もともとバードが妹さんに送った手紙をまとめたものなので短編小説のようで読みやすいです。実は、ほとんど図書館で借りて読んだのですが、山形の図書館だと結構揃ってるんじゃないかと思うので、もし機会があったら山形のところだけでも読んでみるとおもしろいかと思いますよ。\(^ ^)/

No title

忙しい合間にお疲れさまでした( ̄^ ̄)ゞ
バードはこんなにも足跡を残してくれてたのですね。
恥ずかしながら金山あたりの事しか知りませんでした💦
朴の木峠など飯豊や小国にも訪れてたんだぁ…
バードの思いを感じられて、楽しく読ませてもらいました♪( ´▽`)ノ

ペンションステラ

山形蔵王のペンションステラは、谷を見下ろす展望抜群の露天風呂と中学生の娘も交えたアットホームなおもてなしの洋風民宿です。蔵王ロープウェイ、蔵王温泉スキー場までは車で5分。スキー、スノボはもちろん、蔵王のお釜観光やトレッキング、エコーラインのドライブ・ツーリング、さくらんぼ狩り、最上川舟下りなど見所満載の山形に是非おいでください。