大事にしたいロードスターという文化

車の話
08 /01 2021
エリーゼを手放すことにした時、次の候補としてS660を考えていたことは前回の通りなのですが、それが叶わぬ夢となった後、縁あって出あったのはNDこと4代目ロードスターでした。候補となった車は、いろいろあって実際に販売店も回ったのですが、最終的にはフォルクスワーゲンup!GTIと悩んで、ロードスターの方がいじる楽しみがあるかなというところで決定しました。2017年式3.6万キロ。ただでさえ雪国ではレアなオープンに加えて販売台数僅か167台という100万台達成の記念として販売されたクラシックレッドの還暦には少し早い真っ赤なNDロードスターです。オプションのBOSEのオーディオとHKSのマフラーがプラスポイントでした。
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門外漢の私が今さら解説する必要もないロードスターですが、思えばロードスターくらい色んな人が乗れるスポーツカーも他にないかもしれません。車好きのファーストカーとしての実用性もあり、ホットハッチからステップアップする若い人はもちろん、スーパーカーやクラシックカーを持っている人が足にしても良し、高級車オーナーの休日のドライブ用としても良しで、買いやすい価格とクオリティも兼ね備えて、それ故ギネスに載る世界で最も売れたオープンカーというのも頷けます。初代のデビューから30年以上が経ち、日本の小型後輪駆動スポーツカーの需要を一手に引き受けていた時期もありました。フェアレディとともに受け継がれるビッグネームと思います。また、熟成を重ねた4代目のND型は、原点回帰と言われるとともに最新にして最善のロードスターとも言われる車です。
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約40年の車歴の中で新車/中古車はだいたい半々くらいなのですが、ここ20年、中古車はすべて個人売買です。今回のロードスターも個人売買で、前オーナーさんも実はエリーゼからの乗り換えという奇遇でした。個人売買は難しい面もありますが、価格の安さとともに前のオーナーの管理状況もわかるので、個人的にはそこはメリットと思います。販売店から中古車を買うときは、点検整備されてから納車となる訳ですが、個人売買では基本的には自分で点検整備して初期化する必要があります。今回最初に交換したのはタイヤ。前オーナー宅に近い、かつて床屋よりも頻繁に通ったタイヤショップに事前に手配しておいて、引き取りから直行。3分山しかなかったフロントタイヤだけでなく、8分山のリアも一緒に4本をアドバン・フレバに交換しました。帰り道での燃費も良く、40Lタンクの約半分で400Kmちょっとを走りました。
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帰宅して最初の作業は洗車。前オーナーは、高速走行が多かったとのことで、ボンネットに何か所かあったチッピングとホイルにもガリキズとまではいかない塗装のカケがあったので手持ちのペンでタッチアップ。因みにボンネットはホンダのミラノレッド、ホイルはジクサーに使ったトヨタのダークグレーマイカMでぱっと見、違和感ないと思います。少し白化しかけたボディパーツはワコーズのバリアスコートで磨き、他には保管用のアルカディア製ボディカバーと、ショートアンテナを購入しました。
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次はエンジンオイルの交換。(写真撮り忘れました)炎天下でしたのでテントを張って作業。使用したのは、今回もレスポ。純正0W20又は5W30とされているところレスポ推奨は5W40のVタイプとのことでこれに交換。そしてエアエレメントはマフラーに合わせてHKSの純正交換のスポーツタイプに交換しました。通常はプラグも交換するのですが、まだ距離が浅いので秋頃に交換の予定です。足回りは、当初車高調やダウンサスへの交換も考えましたが、ノーマルサスのセッティングがとても良いので、タイヤの空気圧だけ温間で指定値になるくらいにセットして、とりあえずはパーツ交換の必要なしと判断しました。
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さて、初期化の終わったNDロードスターの印象はというと、ノーマル状態での完成度の高さです。その昔のデートカーとしての乗り心地も求められたスポーツカーとは完全に一線を画すボディと足回りは、一般ドライバーが峠道を気持ちよく走る程度なら何も弄る必要はなく、サーキット入門くらいまでカバーしそうです。それでいて街乗りでは助手席から不満がでない程度にセッティングされているのは見事の一言です。エンジンは、当初出足の一瞬に少しパワー不足を感じましたが、HKSのエアエレメントでかなり改善しました。そして、一旦走り出してしまうと軽量ボディを武器に1.5Lとは思えない速さを見せます。マツダ2ことデミオのエンジンをベースとしながら、圧縮比アップと高回転化を可能にしたチューニングでロードスターのキャラクターに相応しいパワーユニットだと思います。
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コーナーリングも前後バランスの良さと、熟成されたサスペンションを武器にミッドシップに近い動きでノーズの動きも軽いです。ただ恐らく、もう少しリニアな動きになりそうな気もするので、時間に余裕ができたらショップでアライメント調整を頼もうかと思います。ホイルを少しワイドにするとかインチアップするとかすればもっとダイレクトになるかもしれません。ブレーキはタッチも制動力も良く少なくとも一般道で不満はないと思います。
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スポーツカーとしては、現代的な性能を持ちながら、ロングノーズなボディ形状だったり、意外と直立した小さなフロントウインドウだったりで、乗り味としては意外とクラシックな部分も持っているのは面白いところと思います。特に、運転しているとフロントフェンダーの峰と若干大きめのステアリングホイール、正面に置かれた大きな回転計とで、ポルシェ911を運転しているようで、思わず交差点で左手が動きそうになります。考えてみれば、ポルシェも歴代に渡って熟成を重ねて今に至る訳ですから、ロードスターの文法はポルシェをリスペクトしていることの象徴かもしれません。
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最後にエリーゼとの比較をすると、ミッドシップのノーズの軽さでひらひらとコーナーを縫うように駆け抜けるエリーゼに対して、FRのノーズ重さを少し残しながら扱いやすいハンドリングで一つ一つのコーナーを味わうロードスターというところでしょうか。スキーで言えばモーグルのエリーゼとスラロームのロードスターと言えるかもしれません。好みはあるかもしれませんが、どちらも楽しいことには違いありません。S1エリーゼと一番違うのは、5秒で開けられる幌と雨漏りしないことと強力なエアコンが装備されていること。これならワインディングやサーキットまでの移動も我慢は不要。やっぱりロードスターは日本が生んだ傑作スポーツカーと思います。そしてもう一言戯言を言うとすると、ちらほらとモデルチェンジが噂されるロードスター。マツダはトヨタと資本提携がある訳で、86/BRZがハイパワー化の道を選んだのあれば、トヨタの資本力と販売力とで章男社長に小型のクローズボディのスポーツカーを期待してしまう雪国の新米オーナーでした。
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ロータスエリーゼS1SPORTS190まとめとホンダさんへのラブコール

車の話
06 /28 2021
多分、エリーゼをフルネームで記載するのは初めてと思います。それは、この車がとても希少な車だからなのですが、この期に及んで明らかにしたのはもう手元にないからです。
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以前書いたこともありますが、この車は約20年前一生モノのつもりで購入しました。手放した直接的な理由は、興味の対象にバイクが加わって今まで以上に乗らなくなってしまいそうだからですが、お察しの通り、もしコロナがなかったら手放さずにバイクと両方持ちも可能だったかもしれません。でも、今の状況でバイクの購入維持費用を捻出するには、手放す選択しかなかったというところです。
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19年半の間に走った距離は約3万キロ。1年のうち4か月は乗れないとはいえ、年間1500キロは余りに少ないと言わざるを得ませんが、月に2,3回早朝の峠道を流しに行くだけでもこの車を持っている価値は十分あります。そのくらい素晴らしいハンドリングマシーンです。ちなみにエリーゼは、3代目まで進化して先日生産終了が発表されました。そして、すでにオーダーストップになっているとのことです。自分の人生にエリーゼがあって良かったと思います。
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この手の車といえば、故障が多いとか手もお金もかかるとかそんなイメージをお持ちの方もおられるかもしれません。でも、路上で止まったこともありませんし、高額な修理代がかかるようなトラブルもありませんでした。19年半で消耗品を除いたトラブルは下記の通りです。
 2004年 左前ボールジョイント交換、ステアリングラックブーツ交換
 2005年 ラジエター交換
 2012年 シフトリンケージブッシュ交換
 2016年 スピードセンサー交換
 2017年 左後輪ボールジョイント交換
 2020年 ファンクションリレー交換
と以上で、定番トラブルばかりです。他に大きい出費はタイミングベルト交換もありますが、それは消耗品です。構造がシンプルなこともあって、本当に優等生で訳のわからないトラブルで長期入院というようなこともありませんでした。

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思えば、免許をとってからの約40年の半分を一緒に過ごした訳ですから、もうあって当たり前の存在で、大げさに言えば多分ある日突然腕が片方無くなったとしたらこんな感じかと思うような心境ですが、その決断に至る経緯をお話します。まず、エリーゼを手放そうかと考え始めたのは3月初め頃です。ペンションステラは、蔵王という場所柄、埼玉や栃木方面のお客様もたくさんお見えになりますので、バイクはホンダ車がいいかなと思い、昨年秋にCB650Rを試乗して、クオリティの高さとシルキーなフィーリングが気に入り、毎日カタログを眺め心の中ではもうほとんど決めていました。しかし、100マン円のバイクを買う余裕はないので、乗る機会の減ってしまうエリーゼを手放す決心をしたというのが第一段階です。某有名個人売買サイトに掲載を依頼し、前にも書いた通りバイク浪人は年齢的にもったいないので、売れるまでの間とりあえず繋ぎのつもりでジクサーSF250を買いました。そして、エリーゼが売れたらCB650RとS660を買うつもりで、取材に来てくれた担当者にも、そんな話をしました。つまり、ホンダ2台体制で軽自動車ならバイクと両方持ちも可能という判断です。ところが、予定を狂わせる事態が起こります。S660生産終了のアナウンスです。

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いや、それだけならまだ良かったのですが、そのアナウンス以降新車の販売は予約が殺到して予定分が完売となり、中古車相場は約100マン円上がりました。確かに魅力的な車ですが経験したことのない異常事態で、似たような現象といえばイニシャルDでAE86の相場が上がったのを思い出すくらいです。しかし、嬉しい誤算もありました。それは、ジクサーが想像以上に良かったことです。バイクが250CCなら、エリーゼは無理でも国産普通車なら両方持ちも可能ではないかという判断でこれが第2段階です。

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輸入車と国産車で何が違うかというと、まずは保険代です。輸入車の場合は、代理店で契約しないと通常自動車保険に車両保険を付帯することができませんが、日本車の場合はネット保険でも車両保険を付帯することができます。もう、何10年もお世話になったことはありませんが、個人的にはできれば車対車限定でもいいので車両保険はつけておきたいところです。そして、メンテナンスの面では、日本車であれば近所の修理屋さんでお願いできますが、輸入車の場合はディーラーさんか専門店ということになります。特にロータスのような車は、自分の手に負えなければ山形では見てもらえるショップが(多分)無く、仙台まで持って行く必要がありました。

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そんな訳で、実は次に来る車はもう決まっています。といっても、中古車で日本車ですから変化球のような車ではなく、車選びとしては直球ど真ん中すぎてご期待に沿えませんが、車自体は評価の定まったエリーゼに負けないくらい楽しい車であることは間違いありません。そして、ホンダさんには是非S660の後継車を出していただきたいです。何なら軽自動車でなくても手が届く価格なら構いません。今回は、残念ながらご縁がありませんでしたが、その時は人生最後のスポーツカーとしてホンダ車を選びたいと思います。

エリーゼ復活?

車の話
09 /08 2020
春先からなんとなく元気のなかったエリーゼでしたが、ついに始動不能となったのは7月の終わり頃のお話。
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エリーゼなんて、しょっちゅう故障するんじゃと思われがちですが、所有して18年、初めての事件です。

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鍵を捻っても燃料ポンプが作動しないので、大慌てで以前お世話になったショップに連絡すると、今ちょっと忙しいからとのことで、リレーが怪しいから、その辺少しいじってみたらということで、コネクタに556をブシュとやって差しなおしたところ復活。しばらく様子をみていたのですが2週間程して再発。再度、コネクタを差しなおすと復活とリレーが怪しいのは確定というわけで新品リレーに交換したところ、すっかり元気を取り戻しました。

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そろそろ1か月たったので?は取ってもいい頃かな?リレーだけ取り寄せるのもなんだかもったいないので、以前より気になっていたマフラーのインシュレーターも交換しました。

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マフラーを落とさないようにジャッキで支えて片方づつ。

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供回りしないようにこんな感じで、1人だとちょっと大変ですがなんとかなりました。

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言うまでもありませんが、左が古いので、右が新しいのです。なんか音も良くなったような。

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新プロジェクトも着々と進行中。異常に残暑が厳しいですが、そろそろドライブ、ツーリングのシーズンですね。GoToトラベルに加えて、東北6県と新潟のお客様は9/15から県のキャンペーンも併用できるようになります。秋の山形・蔵王にお越しの際はペンションステラをよろしくお願いいたします。

C27セレナの標準車を汎用パーツでカスタムしてみるの巻

車の話
05 /14 2019
やっぱりたまには車ネタもということで。C27セレナもずいぶん見るようになりましたが、そのほとんどはハイウェイスターです。たまに見る標準車は、たいてい施設の送迎車で、かく言うペンションステラの送迎車もその中の1台であることに違いはないのですが、そこは車好きを自負するペンションですから、少しは弄ってみたくなるのが人情というものです。また、あえてマイナーなところを狙ってみるのも渋い選択と思います。
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そんな訳でかどうかはわかりませんが、意図的と思えるほど地味にデザインされた標準車。購入直後に中古アルミだけは入れてみたものの満足できず、せめて塩コショーくらいかけてみようかと、今回はフロントグリルのイメージチェンジということで、カーボンシートにチャレンジしました。Vモーショングリルのメッキ部分を外してイメージの確認。やはりこの方がスッキリする印象がありますがいかがでしょう?

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フロントグリルからメッキ部分を外して、シートを大体の大きさでカットして、ファンヒーターの前に陣取って貼っていきます。

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曲面は、温風にあてて引っ張ると結構伸びます。きついところはカットして引っ張りやすくします。

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初めてでしたが、思った以上にいい感じに貼れました。カーボンシート恐れるに足らず。(注:外せる部品に限る)

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さっきの写真と大差ありませんが、とりつけたところ。これでもいいですが、ちょっと物足らないか。

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手持ちの赤いテープを貼ってみました。個人的には悪くないかと思ったのですが、家族からの評判が悪いので取りました。もうちょっと濃い赤だったらよかったかな。

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で、最終仕様はこれ。メッキモールをつけてみました。若干ホンダ車ぽいですが、ワイド感がでていい感じです。

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さらにドア下にアンダーモール。セレナだと2mのままでちょうどいい長さ。サイドシルの殺風景さがなくなっていい感じです。

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テールランプの下も、フロントの残りで。ランプのでっぱり感が緩和しました。

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前から。

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横から。

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後ろから。締めて5000円以下のご予算です。家族曰く、どこが変わったかわからんとのこと。さりげないくらいで丁度いいんです、自己満足ですから。

セレナオイル交換と久しぶりの除雪車

車の話
03 /14 2019
今週後半は、再び寒くなる予報が出ていましたので、暖かいうちにということで、おとといセレナのオイル交換をしました。
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前回の初回交換に続いて、今回もレスポのハイブリッドスポーツです。

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6000Kmでセットしたドライブコンピュータは、先月からエンジンをかける度に警告を発します。自分でオイル交換すると何キロで換えたか忘れがちなので、便利な機能です。もちろんリセットも自分でできます。外気温4℃、暖かいですよね?

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フィラーキャップを強く締めすぎたのか、手で緩まなかったのでウォーターポンププライヤをキャップの凹みに噛ませて緩めました。C27セレナは、エンジンの位置が下げられていて手が入り辛いです。ディーラーだと工具があるのかな?でもピッタリサイズでした。C25からキャリーオーバーと思っていたC27セレナですが、ハンドリングが良くなっているのは良いポイントで、ついつい距離が延びます。

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フィルターは外して、今回は中のオイルだけ捨てて、約3.2L入れてほぼいっぱいです。春になったら、ちょっと弄りたい今日この頃、何故か車の写真は撮り忘れました。

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そして、今日は朝からまたまた上湯共同浴場へ。樹氷橋の温度計はマイナス6℃でした。やはり、寒くなると温泉が恋しくなります。

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ペンション村にも、少し雪が積もって約1か月半ぶりに除雪車がきました。もうすっかり、ご予約は連休中心ですが、スキー場はまだ全コース滑走可能。今日の雪でコンディションも良くなったと思います。ペンションステラから蔵王温泉スキー場はお車で約5分です。

ペンションステラ

山形蔵王のペンションステラは、谷を見下ろす展望抜群の露天風呂と中学生の娘も交えたアットホームなおもてなしの洋風民宿です。蔵王ロープウェイ、蔵王温泉スキー場までは車で5分。スキー、スノボはもちろん、蔵王のお釜観光やトレッキング、エコーラインのドライブ・ツーリング、さくらんぼ狩り、最上川舟下りなど見所満載の山形に是非おいでください。